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伊藤 徳馬氏

「親も子どももラクになる どならない練習 」

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 1月13日(木)茅ケ崎市役所職員の伊藤 徳馬氏による「親も子どももラクになる どならない練習」と題した講演をZoom配信いたしました。
 初めに伊藤氏は、児童虐待対応の仕事に携わる中で、基本的な子育て方法を練習する講座を開催し、受講者から「実際に役立った」という声が多く寄せられたと語りました。その上で、現在子育て中である親の多くは「ほめて育てる」より「厳しくしつける」ことが一般的だった時代に育っていることに触れ、親として肯定的なコミュニケーション法を身につけるためには、練習することが効果的だと述べました。
 伊藤氏はまず、子どもへの伝え方などを青カード(肯定的な対応)、赤カード(否定的な対応)それぞれ8項目ずつ示しました。それらを対比させながら、伊藤氏と司会の井坂とでロールプレイを行う形で進めました。青カード「①代わりの行動」「②一緒にやってみる」を使っての練習は「スーパーでの3歳児の行動への対応」という設定で行いました。「〇〇しないで」という否定形の伝え方は指示内容が曖昧であるとし、「〇〇してね」と伝える練習をしました。次に「小学3年生の子どもの行動への対応」という設定では「③気持ちに理解を示す」カードを使用。答え方は何通りもあることを確認しながら進めました。続いて「④環境を作る」では、環境を作ろうとすること自体がトラブルになりがちであるため(テレビの電源を切るなど)、できるだけ穏やかに行うことが大事だとしました。「⑤ほめる」では、注意をされた子どもが、行動を正した瞬間を見逃さずフィードバックすることが大切だとしました。「⑥待つ」「⑦落ち着く」では、子どもの口答えに返さない練習、怒りがわいて「赤カード」の対応をした時にどのように軌道修正するのかを練習をしました。最後に伊藤氏は「⑧聞く、考えさせる」について、考えさせるつもりで子どもに質問を重ね、子どもが答えられないことに激怒してしまうケースも少なくないとし、「青カード」と「赤カード」の行動は紙一重であることを強調しました。現実に起こりそうな設定を通して、様々な場面をイメージしながら練習ができ、大変有意義な時間となりました。


登壇者プロフィール
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伊藤 徳馬氏(いとう とくま)
民間企業を経て、茅ヶ崎市役所に入庁。2007年から子育て相談・児童虐待担当になり、2010年に子どもへの対応方法を練習する講座を事業化。「市町村の児童虐待対応」や「 簡易なペアレンティングの講座展開」などのテーマで講座・ 研修講師をするようになる。現在は、福祉の総合相談や計画を️担当する部署に所属。プライベートの活動で、子育てを練習する講座「ちはっさく」を一般般の親御さんやプロ向けに実施したり、講座を実施する仲間を増やしたりしている。



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