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桑原 朱美氏

「『指示待ちっ子』が『自分から動く子』になる親の習慣」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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2月18日(金)NLP教育コンサルタントの桑原 朱美氏による「『指示待ちっ子』が『自分から動く子』になる親の習慣」と題した講演をZoom配信いたしました。
講演の冒頭で桑原氏は、子どもに主体性を発揮させるためには、大人は子育てにおける表面的な「やり方」よりも、土台となる「考え方」を変えることが大事だと語りました。そして、人はコミュニケーションの際に、言語よりも非言語(無意識の部分)に強く動かされるという脳の仕組みを説明し、親が子どもを「〇〇な子」(だらしない子、心配な子など)として扱う場面で注意点について言及しました。子どもに対しての心配は「親の期待」の一つであり、子どもは無意識のうちにその期待に沿うように行動・感情で表現してしまうと解説しました。こうした脳の習性を認識し、親は無意識のうちに子どもにレッテルを貼る思考の習慣を改めることが大切だと語りました。
講演の後半では、子どもとの具体的な関わり方について話しました。まず、子どもが心を閉ざす「プロブレムトーク」と、問題を学びのチャンスに変える「ソリューショントーク」という2つの対照的な会話法ついて詳しく説明しました。加えて「スモールステップコーチング」という手法も紹介しました。なりたい状態を10点とし、できている部分に着目しながら、あと1点上げるにはどうしたらいいかを子どもと話し合う方法です。ここでは、子どもの言葉に肯定的なフィードバックをすることが最も大切で、ジャッジしたりコントロールしようとしたりすれば、子どもが主体性を失うため注意が必要だと強調しました。更に、人間の意識をピラミッド型で下から①環境②行動③能力④価値観⑤人格(自己認識)と表現した「ニューロ・ロジカル・レベル」という図を用い、相手の存在を承認するほめ方と叱り方を解説しました。質疑応答では「子どもが道徳的に間違ったことをした場合」の対処法などについてお答えいただきました。言葉と脳の関係を理解することの重要性を分かりやすくお話しいただき、非常に有意義な時間となりました。

登壇者プロフィール
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桑原 朱美氏(くわはら あけみ)️
NLP教育コンサルタント
島根県生まれ。愛知教育大学教育学部卒業。授業エスケープ、自転車で廊下を走る、対教師暴力が続く教育困難校等の保健室の先生として25年間勤務。独立後、脳科学理論に基づき、過酷な現場から生みだされた誰でも安全に使えるオリジナル教材は、全国1000の学校現場で大好評となっている。不安定な中学生への対応から生まれた「保健室コーチング」は、「即効性があり今日から現場ですぐ使える」「迷いが消えてぐっすり眠れるようになった」と評判となり、全国から参加申し込みがある。12年間で研修先は450件を超え、70,000名以上の指導実績を誇る。講演は独立当初の40倍のオファーとなり全国各地を飛び回り、満足度調査では92%と高評価。「自分の可能性を取り戻せ!」という理念のもと自分を取り戻し、主体的に生きる人材育成に力を注ぐ。

2019年に世間を騒がせた神戸の「教員いじめ」に対し、「教員のいじめ解決セミナー」を開催。TBS「グッと!ラック」、フジ「Mr.サンデー」教育新聞より取材を受ける。現場での児童生徒のいじめ問題だけでなく、教員の人間関係の相談にも対応してきた専門性や脳科学の視点からのアプローチに注目が集まった。

2015年に出版した『保健室コーチングに学ぶ養護教諭の現場力』(明治図書出版)はニッチな分野にも関わらず8刷と版を重ねている。2021年出版の「保健室から見える親が知らない子どもたち」は3か月で重版。「子どもは「親の心配」をランドセルに入れて登校しています」も反響を呼んでいる。日本教育新聞をはじめ専門誌への執筆は延べ25誌。東海テレビ、中京テレビ、日本テレビ、TBS「ジョブチューン」にも出演。2020年5月、コロナウィルス対策における「オンライン保健室の取り組み」はNHK名古屋で放送され反響を呼ぶ。現在では、お母さんのためのコミュニティ「MAMA★JAM」を展開し、学校-家庭-社会の3つの視点からの「生きる力」の育成に力を入れている。


桑原 朱美氏
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