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山口 拓朗氏

「質問でコトバの力を伸ばす!子どもが作文が得意になる親の関わり方」【Zoomライブ配信】「質問でコトバの力を伸ばす!子どもが作文が得意になる親の関わり方」【Zoomライブ配信】

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 2月13日(月)伝える力【話す・書く】研究所 所長 山口 拓朗氏による「質問でコトバの力を伸ばす!子どもが作文が得意になる親の関わり方」と題した講演会をZoom配信いたしました。
 山口氏は講演冒頭で、「作文に必要なのはスキル。学べば誰でも身につけられる。」と明言しました。その上で、作文は子どもの様々な能力を伸ばすとし、特に読解力は学習面での成果に繋がり、言語活用能力は生きる能力そのものであると強調しました。一方、作文に自信が持てない人が多いことにも言及。その理由の大半は、ダメ出しをされたり、他の人と比較されたりしたなどの「認められなかった経験」だと話しました。子どもは作文を否定されると「自分を否定された」と感じ、作文を嫌いになる上に自己肯定感も下がると語る山口氏。具体的な書き方以前に、サポートする親側のマインドセットが重要だと述べました。親が子どもの作文にアドバイスする時、最も大切なのは「否定しないこと」だと伝え、文章が書けていなくても、論理的でなくても、子どもには子どもの思いやロジックがあると理解してほしいと話しました。
 続いて山口氏は、親のサポート次第で、作文を通じて自己肯定感を高めることも可能だとし、その手法として「親子インタビュー」を挙げ、詳しく解説しました。山口氏は「作文を書く」=「自問自答する」ことであり、「親子インタビュー」には子どもの自問自答を助ける役割があると説明。決して詰問や尋問にならないようにすることが大事だと繰り返しました。どんな答えであっても、それがその子らしい作文を書くために必要な材料だと受け止め、子どもが目を輝かせて答えた内容は、作文の軸になる可能性が大きいため内容を掘り下げる形でどんどん質問していくことを勧めました。親子インタビューの経験を重ねることで、子どもは自分で自問自答できるようなり、メタ認知能力が高まるそうです。
 講演の後半では、具体的な作文の書き方について、オノマトペや擬人法などを用いた表現方法を紹介。普段よく使う「おもしろい」「嬉しい」「楽しい」などの抽象度の高い表現を、より自分らしく表せるようサポートする声かけや、子どもの想像力を膨らませる「もしも作文」の書き方についても説明しました。「親の言葉かけ一つで子どもは素晴らしい才能を発揮できる。」と語る山口氏。子どもの作文をサポートする上での心得や取り組み方のステップを学べ、今日から実践したくなるような、意欲が湧いてくる講演会でした。

登壇者プロフィール
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山口 拓朗氏(やまぐち たくろう)
伝える力【話す・書く】研究所 所長/山口 拓朗ライティングサロン主宰 
出版社で編集者・記者を務めたのちライター&インタビュアーとして独立。26年間で3600件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆や講演、研修を通じて「論理的に伝わる文章の書き方」「売れる文章&コピーの作り方」「ファンを増やす!文章術」など実践的なノウハウを提供。2016年からアクティブフォロワー数400万人の中国企業「行動派」に招聘され、北京ほか6都市で「Super Writer養成講座」を23期開催。
子どもの作文の書き方にも一家言をもち、親子インタビューを活用したオリジナルメソッドを確立。子どもの能力を伸ばすメディア「こどもまなび☆ラボ」で連載した『「書くのが好き」な子どもに育つ! 作文力の伸ばし方講座』が話題となる。
著書は『魔法の質問で「コトバの力」を伸ばそう 親子で取り組む作文教室』(日本能率協会マネジメントセンター)『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』など27冊。中国・台湾・韓国など海外でも20冊以上が翻訳されている。



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