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佐宗 邦威氏 × 高濱 正伸

【Education X ~vol.1~】「子ども達の未来に向けた希望を創る力を育むためにできること」

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10月6日(火)【 Education X 第1回 】「子ども達の未来に向けた希望を創る力を育むためにできること」と題した対談をZoom配信いたしました。
「Education X」は、花まる学習会 代表 高濱 正伸が、様々なジャンルのトップランナーをゲストとしてお招きして、子育てや教育に関して対談するシリーズ。今回は、『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』の著者である共創型戦略デザインファームBIOTOPE 代表 佐宗 邦威氏をお招きいたしました。
前半は、佐宗 邦威氏による「希望を創る学び ビジョンのアトリエをすべての人に」という講演。開成、東大、P&Gでのクリエイティブディレクターと正解を作り続ける学びや仕事を追い求めてくるなかで、そこに価値を見出せなくなって悩んだ時期があったと述懐。自分の内側にある「好き」や「夢」「妄想」、「創造性」を解放することが大事だと気がついたと語ります。そして、現在5歳と1歳のお子様のパパでもある視点から、その子どもたちにひとつだけ教えるとしたら「VISION DRIVEN」だと断言しました。「VISION DRIVEN」とは、「小さい時に夢中になったものは?」「最近ワクワクしたことは?」「もし100億円あったらどうする?」などの問いかけから、妄想を引き出し、スケッチやレゴによる制作をしながら考え、その作品に名前をつけて概念化し、展示発表することで観覧者からのフィードバックを得て、自分自身で振りかえってその中にあるVISIONをストーリーにまとめること。真っ白なキャンバス(余白)を前に自由に発想する時間を通して自分の内面を現実化することを学びます。
 後半は、佐宗氏の講演を受けての対談。高濱自身が日ごろから講演会で話している、自分の「好き」や「ワクワク」にアクセスして生きることが最も大切、という内容との一致に意気投合。佐宗氏の「心のない知性はもろい」という言葉に、高濱は「心と心で対談すること、お互いの心に焦点をあてたつきあいが大事」と返しました。そして、高濱は「VISION DRIVEN」ワークショップは、子ども以上に大人こそがやりまくるべきで、親が子どもの発想から多くを学べるはずだとしました。また、親子でやることによって、心と心が通い合う瞬間や、自分を取り戻す瞬間を体感して、幸せな親子の時間を重ねてほしいと結びました。

登壇者プロフィール
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佐宗 邦威氏(さそう くにたけ)
チーフストラテジックデザイナー/共創型戦略デザインファーム BIOTOPE 代表取締役社長
東京大学法学部卒。イリノイ工科大学デザイン学科(Master of Design Methods)修士課程修了。P&Gにて、ファブリーズ、レノアなどのヒット商品のマーケティングを手がけたのち、ジレットのブランドマネージャーを務めた。ヒューマンバリュー社を経て、ソニークリエイティブセンター全社の新規事業創出プログラム(Sony Seed Acceleration Program)の立ち上げなどに携わったのち、独立。BtoC消費財のブランドデザインや、ハイテクR&Dのコンセプトデザインやサービスデザインプロジェクトを得意としている。『直感と論理をつなぐ思考法』『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』著者。大学院大学至善館准教授。
Vision Driven Education-希望を創る学び、を提唱し、オンラインにおける親子・教師を巻き込んだビジョンのアトリエワークショップを実施し、創造的な学びを教育現場に支援する活動を行なっている。https://note.com/sasokunitake/n/n1f389b360307

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。


高濱 正伸
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