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木村 智浩氏

ロジカル育児ゼミ第1回「ロジカル育児ゼミ~ポジティブ心理学・幸福学(ウェルビーイング研究)とモンテッソーリ教育」

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11/5(火)、「第1回ロジカル育児ゼミ〜ポジティブ心理学・幸福学(ウェルビーイング研究)とモンテッソーリ教育」と題し、株式会社ガイアックス社員であり4児の父である木村智浩氏にご講演いただきました。(以下、敬称略)

「幼児期の投資効果が一番高い」
ノーベル賞経済学者のジェームズ・ヘックマン教授のこの研究発表をご存知の方も多いのではないかと思います。では、具体的に幼児期の何に投資をすれば良いのでしょう?
「ヘックマン氏が研究の対象としたのは、幼児期に『自由に遊ぶこと』と『その経験を振り返ること』を行っていた児童。つまり、親が主導して習い事をたくさんやらせればいいわけではない」と木村氏は語ります。

「子どもの『好き』を尊重する」というのは、確かに賛同出来る考え方です。しかし、我が子のこととなるとどうでしょう?つい世間一般的な常識を教えたり、きちんとしつけをしなければ、と考えてしまうのも事実です。

これに対し木村氏は、2歳の娘さんとの間で実際にあった体験談をお話してくださいました。ある大雨の日の幼稚園から帰り道。娘さんが、「歩いて帰る」と言い出しました。ですが、とても歩いて帰れる距離ではないうえに、土砂降りなので、その主張を聞き入れずバスに乗ったそうです。しかし、娘さんは嫌だと泣き止まず、仕方なくバスを降りて「今度は電車に乗ろう」と連れて行くと、それでも嫌だと言います。

これを聞いて「聞き分けの悪い娘を叱る必要があるのでは?」と思う方も多いと思います。しかし木村氏は「この子は何かを伝えようとしているのかもしれない」と感じ、娘さんを観察しました。よく見ると、娘さんは新品の傘を持っていました。そう、彼女は新しい傘を使いたかったのです。
そこで、室内ではありましたが「傘を広げて帰ろうか」と提案すると、すんなりと受け入れて無事に帰ることができたそうです。「子どもの自由を最後まで尊重できるかどうかは、親自身が自分の自由を認めることができているかどうかです」と、ご自身の経験を通し語られました。

後半の講義では、心理学や幸福学の実験結果の解説も行われ、子育てにおける親の在り方から、それを裏付けする科学的な検証結果まで、非常に多くの学びを得ることができた90分でした。

登壇者プロフィール
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木村 智浩氏(きむらともひろ)
早稲田大学卒業後、ガイアックスにて、営業、新卒採用、広報IR、経営企画、事業立ち上げ(国内トップシェア獲得)等、幅広く経験。
現在は、人事・広報IRを担当しつつ、新しい働き方を実現するための組織づくりを推進。2016年には2カ月間、家族(妻・4人娘)で沖縄に短期移住し、自身もリモートワークを実践。「モンテッソーリ教師と語るオルタナティブ教育」はじめオルタナティブ教育、ウェルビーイングに関するイベントを多数開催。
4児のパパで、モンテッソーリ教育を学び、小学校ではPTA役員を務める。子どもたちはモンテッソーリスクール、山梨県南アルプス市の体験型学習中心の自由学校(学校教育法一条校、南アルプス子どもの村小中学校)に通う。国家資格キャリアコンサルタント。


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