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てぃ先生 × 高濱 正伸

「子育てプレミアム対談第10回 カリスマ現役保育士 てぃ先生に教わる 子どもの気持ち」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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5月13日(木)の第10回子育てプレミアム対談では、カリスマ現役保育士のてぃ先生をお迎えし、「カリスマ現役保育士てぃ先生に教わる 子どもの気持ち」と題して、高濱正伸との対談をZoom配信しました。
保育園児の可愛らしい日常や、子どもへの向き合い方や困りごとを解決するコツを現役保育士ならではの視点で発信するTwitterが大人気で、フォロワーが50万人を超える、てぃ先生。前半の講演では、「大人にできることは情報の提供ではなく、体験の提供」とご自身のモットーを紹介。「インターネットにより情報自体は誰でもすぐ手に入れられる時代。単に知識を与えるのではなく、実体験を通して子どもの興味関心のタネを蒔き、子ども自身が望めばいつでも花が咲くような土台を作ることが、親にできる最後のこと」と、保育園児との関わりの事例を踏まえながら語りました。
 後半の対談では、てぃ先生のご著書を読んで感動したという高濱が、てぃ先生の生い立ちや教育観について探りました。てぃ先生のご両親はとても仕事に忙しく、祖父母との思い出の方が多い子ども時代でしたが、「頑張って働いている姿を見て、誇らしく思っていた」と振り返ります。「親はもっと自分自身の幸せに貪欲になっていい。親自身が満たされてこそ、子どもに愛情を注ぐことができる。働くお母さんたちは、もっと自信を持って大丈夫」と述べ、自己犠牲を払わず親自身が自分らしく生きることの大切さを伝えました。
 一方、昨今重視されている「生きる力」や「非認知能力」について、「とても大事な力ですが、あくまで下地であり、土台。それさえあればいい訳ではない。その上に興味関心を広げ、重ねていかなければ意味がない」と述べ、極端な教育不要論に警鐘を促す場面も。高濱も「『詰め込み教育』という名目で知識教育が批判されがち。歴史感覚を育てて心の軸を作ったり、語彙数を増やして表現の幅を広げることも大事」と深く共感していました。
また、「子どもに待っていてほしいときは『楽しみだね』と言うと、子どもは次の行動を楽しみに静かに待てる」と述べ、「〜しなさい」といった親主体の指示ではなく、その行動によって子どもにどういったメリットがあるのかという、子ども自身に軸を置いた働きかけが大事だと語りました。
 そのほかにも、「子どもが自分から動くようにするためには、怒るのではなく大人が実際にその様子を見せてあげる方が正しい行動を認知しやすい」や、「褒めるときは『どうしてこんなに上手にできたの?』と理由を聞くと、子どもは嬉しくなって一層意欲が上がる」と具体的な子育てのヒントを紹介。「愛情不足の親なんていない。自分をダメな親だと思わないで」と述べるなど、長年の保育現場での経験に裏打ちされた、親と子ども双方の心に寄り添うあたたかい回答の連続に、高濱も「これからも応援し続けたい」と大絶賛を送っていました。


登壇者プロフィール
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てぃ先生
関東の保育園に勤める保育士
ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は50万人を超える。
著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』( KKベストセラーズ)は15万部を超える大人気作に。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』(KADOKAWA/ メディアファクトリー)は20万部を突破、他にも『 ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』 など多数出版。近著の『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』は自身初となる育児本であり、こちらもすでに二度の重版となる好評ぶり。
保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。
他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。
ちなみに、名前の読み方は「T」先生。最近では、YouTubeにも動画を投稿し始め、チャンネル登録者は早くも31万人を超えている。

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。



高濱 正伸
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