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加藤 紀子氏 × 牧野 直子氏

「子育てベスト100対談第4回 手間いらず!脳と体を強くする子どもの食事術」

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 8月24日(火)加藤紀子氏×牧野直子氏「子育てベスト100対談第4回 手間いらず!脳と体を強くする子どもの食事術」と題した対談をZoom配信いたしました。
 加藤氏はまず、コロナ禍の影響で、コミュニケーションの場として食の果たす役割が大きくなっているとし、親子で料理をすることが以下の5つの力を育てると話しました。①生きていくための基本のスキル②五感(脳の発達に繋がる)③知識の「実感」(季節感・スケール感)④達成感⑤メタ認知能力。特にコロナ禍における行動の制限で、子どもたちが実感を得る経験が減っているため知識の「実感」は重要で、その意味で料理は非常に優れた体験だとしました。料理には、お膳立てされた学習では得られない「リアリティ」があり、例えば時間がかかる、うまくいかないなどの経験を通し、自分で気づくという大事な学びがあると説明しました。
続いて牧野氏は、子どもの体の発育は大体20歳までに完成することを踏まえ、一回一回の食事の重要性を伝え、忙しい毎日の中、少ない負担でバランスよく栄養をとれる具体的な方法を紹介。初めに、「主食」「主菜」「副菜」それぞれに含まれる栄養素を、図を用いて分かりやすく説明。その上で、毎回この3つの皿を揃えようと無理せず、外食やテイクアウトを使う時でも、バランスを整えるのにこの基本の知識を役立てることを勧めました。次に、年齢に応じたお弁当箱のサイズや、手ばかり(手のひらで作ったお茶碗の大きさ)を目安に食事の適量を知る方法について話しました。そして、朝昼晩・おやつと、シーン別の食事を楽に整えるコツについても触れ、中でもおやつに関しては、更に細かく場面を分け、子どもの体づくり・脳のための補食という位置づけで考えるポイントを解説しました。
質疑応答では、「歯の生えかわり時期の食事」「食材は無添加にすべきか」などの質問に両氏が回答。科学的根拠を踏まえた上で、無理なく日常に生かす考え方を示すお二人のアドバイスに不安が和らぐ、温かく有意義な講演会でした。



加藤 紀子氏(かとう のりこ)
教育ライター
1973年京都市生まれ。1996年東京大学経済学部卒業。国際電信電話(現KDDI)に入社。その後、渡米。帰国後は中学受験、子どものメンタル、子どもの英語教育、海外大学進学、国際バカロレア等、教育分野を中心に「プレジデントFamily」「ReseMom(リセマム)」「NewsPicks」「ダイヤモンドオンライン」などさまざまなメディアで旺盛な取材、執筆を続けている。一男一女の母。このたび、『子育てベスト100』を上梓。高濱 正伸が「画期的な1冊が誕生した。長年の取材で得た情報を、親としての『これは使えるな』という実感でふるいにかけ、学術研究の裏付けやデータなども確認した上でまとめあげた力作である」と評して話題となっている。

牧野 直子氏(まきの なおこ)
管理栄養士/料理研究家
1968年東京都生まれ。1990年女子栄養大学栄養学部卒業。在学中より、開業栄養士(当時・株式会社ダイエットコミュニケーションズ)のもとで栄養指導、教育活動のアシスタントを務め、卒業後、同社に就職し活動を続ける。1995年に独立し、フリーを経て、2004年㈲スタジオ食を設立し、さらに活動の場を広げる。テレビ(NHK「きょうの料理」、「あさイチ・みんなごはんだよ!」などへの出演)、雑誌(栄養と料理、レタスクラブ、オレンジページ、クロワッサンほか)、新聞(朝日新聞料理メモ連載中、毎日ホームカレンダーなど)、WEB等でのダイエットや生活習慣病予防の栄養指導、レシピ提案、食育活動を行う。メニュー開発にも携わる。保健センター、小児科での栄養相談や料理教室、健康講座なども担当。その活動の対象は乳幼児から高齢者まで男女を問わず幅広い。一男の母。栄養学をベースに、自らの子育て経験や主婦目線の実践しやすい情報提供、簡単で健康によく繰り返し作りたくなる美味しい家庭料理の提案を心がけている。女子栄養大学生涯学習講師、日本食育学会評議員・企画委員、日本肥満学会員。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス社外取締役。
《著書・監修書》
「かんたん・おいしい幼児のごはん」(赤ちゃんとママ社)
「こどもに効く栄養学」(日本文芸社)
「元気塾弁」(女子栄養大学出版部)
「男子ガッツリ!元気弁当」(大和書房)
「食べる投資ハーバードが教える世界最高の栄養レシピ100」(アチーブメント出版)ほか多数



牧野 直子氏
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牧野 直子
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加藤 紀子氏
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