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西郡 文啓

「生きる力としての学力」

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【イベントレポート】
11月12日(木)「伸びない子はいない」を理念とする花まるグループの学習塾、西郡学習道場 代表 西郡 文啓による「生きる力としての学力」講演会をZoomにて配信いたしました。
まず西郡は、花まる学習会創立時の問題意識にあった「働けない大人を量産していること」について、その要因の一つとして、「学び」が間違った方向に行われていることを挙げます。学ぶということは、本来自分が幸せになるためにやることなのに、実際には「生きる力=メシが食える力」につながっていないことが多いと憂慮していました。そして、中学受験を含め、日々の学習が「生きる力」につながるように、親としてよい方向に導いてあげることが大切であるとしました。
次に、「生きる力としての学力」の参考として、文部科学省の定める学習指導要領の中で、学力の3要素として定義されている①「生きて働く知識・技能の習得」②「思考力・判断力・表現力等」③「学びに向かう力・人間性等」について説明します。そして大切なのは、基礎学力であると強調しました。また、「予測不可能な時代」「知識は調べられる」という状況だから、探求型で主体的、対話的の学びが必要とされ、改訂された学習指導要領では、学校教育が主体的、対話的、そして深い学びになっていき、大学入試も「聞く」「読む」のインプットから「話す」「書く」のアウトプットが増えている状況を解説します。このように変化の激しいこれからの時代には、本当の意味での「生きる力」につながる学力が問われるようになってきていると伝えました。
 その上で、実際に「生きる力」を育むための20のポイントを説明します。まずは頭(脳)をつくり、身体をつくる「食と睡眠」。次に子ども自身がどうしたいかという当事者意識を持つ「主体性」。さらによりよく生きるために学び続けようとする「向上心」。その他、「集中力」「好奇心」「自己肯定感」「規範意識」「正直さ」「遂行力」「多様性」などを挙げ、それぞれの解説とともに、親として子どもと接する時のコツを伝えました。
最後に子どもが「生きていてくれるだけでいい」と思えることの大切さを訴え、子どもが素直に自分をさらけださせるように接すること・他人と比較しないこと・正解や結果ではなく考えたことや表現したこと自体を認めることを示し、講演会を締め括りました。

登壇者プロフィール
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西郡 文啓(にしごおり ふみひろ)
花まるグループ 西郡学習道場代表/花まる学習会 公教育部部長
1958年生まれ。県立熊本高校卒業。高濱とは高校の同級生、以来、小説、絵画、映画、演劇、音楽、哲学等、あらゆるジャンルの芸術、学問を語り合ってきた仲。高濱が花まる学習会を設立時に参加。スクールFCの立ち上げを経て、花まるグループ内に「子ども自身が自分の学習に正面から向き合う場」として西郡学習道場を設立する。2015年度より、「地域おこし協力隊」として、武雄市の小学校に常駐。現在「官民一体型学校」として指定を受けた小学校「武雄花まる学園」にて、学校の先生とともに、小学校の中で花まるメソッドを浸透させていくことに尽力中。


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