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新井 征太郎

花まる × 山村留学から考える『どんな場所でも生きていける子』の育て方(1:24:48)

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9月10日(金)花まる学習会公教育部 新井征太郎による『花まる×山村留学から考える「どんな場所でも生きていける子」の育て方』と題した講演会をZoom配信しました。
山村留学とは、小中学生が1年間親元を離れ、山間地、漁村や島など都会から離れた土地に移り住み、村の公立小中学校に通うこと。山村留学センターにて異学年で集団生活、あるいは村民の家に住みます。子どもだけの留学ではなく、親子留学できる自治体もあります。新井は、これまで数多くの花まる生が留学してきた事例を具体的に紹介しました。
① 山村留学のきっかけ
裕福で特別な家庭が山村留学を選んでいるのではなく、落ち着いた教育環境、大自然や小規模校の魅力を考えて、教育の一つの選択肢として選んでいる家庭が多い。
➁ 山村留学を経験して子どもが変化したこと
洗濯や荷物整理など身の回りのことを自分でするので「自信」がついた。話すことが苦手だったが、村民がたくさん話しかけてくれたのでよく話せるようになった。1クラスの人数が少ない小規模校での授業は発言機会が増え、合唱祭でも「自分が頑張らないと!」と思え、先生も認めてくれたので、必要とされている気持ちや貢献感を感じることができた。山村留学センターから小学校まで遠いので、毎日歩いて体幹が鍛えられて体力もついた。規則正しい生活を送れるようになった。山村留学で普通ではやれないことを経験でき、自分は「どこでも生きていける」と思えた。
③ 親が感じたこと
親として子どもにしてあげられることは、子どもに「選択肢」を見せること。子どもの人生だから子どもが決めればいい、その為にも選択肢の提示があれば考えも深められる。「子育てに他人の力を借りる」ことは大切、山村留学はその最たる例。自分の幸せを自分で探せるようになってほしい、その土台が山村留学で作られている。
最後に新井は、「どんな場所でも生きていける子」とは「自信を持つ何かがある」「人に認めてもらえた経験がある」「選択肢を持ち、一般の子が知らない世界を知っている」とまとめ、「親は子どもをありのままに受け入れることが大切」と語りました。
山村留学の多くの事例から、子どもたちの生き生きした様子や親の気持ちの変化まで、具体的に知ることのできる有意義な時間となりました。


登壇者プロフィール
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新井 征太郎(あらい せいたろう)
花まる学習会 公教育部
私立高校教員を務めていた当時、初等教育の大切さに気付き、花まる学習会へ転職。
幼稚園年中から小6の子ども達へ学習指導をする傍ら、公教育事業に携わる。
長野県、群馬県、埼玉県戸田市の小学校へ、花まる式学習や教員研修を導入。
山村留学を運営し、小学校に花まる式学習を導入している3つの村(北相木村・売木村・上野村)全てに関わり、各村の留学関係者、小学校の先生方と、より有意義な教育の実現に向けて協力し、信頼関係を築いている。
花まる野外体験でも多数の現場責任者を務め、「ライガー」のニックネームで活躍中。



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